桜井商店会事業協同組合は、阪急桜井駅周辺と旧西国街道沿いに広がる商店街であり、古くから人の往来が盛んな地域に位置している。周辺には50年以上の歴史を有する老舗から、若い店主による個性的な店舗までが立ち並び、地域に根差した商業活動を継続してきた。
桜井地域には、かつて複数の商店会が存在していたが、昭和10年(1935年)頃に統合され「桜井連合商店会」が発足した。その後、平成10年(1998年)に「桜井商店会事業協同組合」へと改組し、平成11年(1999年)、街路灯整備が行われ、2月に完成記念式典が開催された。さらに、平成21年(2009年)の桜井スーパーマーケット閉館を経て、現在の体制が確立された。令和5年には桜井駅前のリニューアルも完了している。
桜井商店会では、地域活性化を目的とした各種イベントを継続的に実施してきた。なかでも、若手を中心とした実行委員会が手がける「箕面桜井サマーフェスティバル」は、桜井地区を代表する夏の風物詩として定着している。前身の「桜井地区納涼の夕べ」は「箕面まつり」に先駆けて昭和50年代から開催されており、商店会会員が金魚すくいやかき氷などの屋台を出店することで、祭りの賑わいを創出してきた。
そのほか、定期的な取り組みとして、奇数月の第2土曜日には「桜井マルシェ」(主催:桜井マルシェ実行委員会)を開催している。手づくり商品やステージイベントの提供を通じて、来場者同士の交流の場として親しまれている。また、阿比太神社のお祭りなどの関わりも深く、地域行事への支援にも継続的に取り組んでいる。
今後は、キャッシュレス決済への対応など時代の変化にも柔軟に対応しながら、買い物の場にとどまらず、地域の交流を支える「コミュニケーションのインフラ」としての商店街の役割を守り続けていく方針である。
現在の様子
アーカイブ
昭和50年代の桜井商店街 出典:箕面市行政史料
昭和50年代の桜井商店街 出典:箕面市行政史料
桜井地区納涼の夕べ(昭和51年) 出典:箕面市行政史料
桜井地区納涼の夕べ(昭和51年) 出典:箕面市行政史料
箕面桜井サマーフェスティバル
桜井マルシェ(令和7年)